みこちとマリンのお泊まり会で晒されたBL同人について、
うちでもバトルが起こりました。

この配信、私も21:00〜EDまでみてましたが
めちゃくちゃ面白かったので、
全部消えちゃうのは残念だなと思いつつ・・・

同人作家側の怒りがわからない人に、
説明するのは骨が折れましたが、
これをどこかにまとめておきたくて書いてみました。

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なぜ同人作者側が怒っているのか

同人作家側が怒っている理由だと思うものを説明します。

  1. 限られた仲間内で楽しんでいた内容を不特定多数に晒された
  2. カップリングを逆に紹介された
  3. 好きで書いた題材を笑い物にされた

 

 

限られた仲間内で楽しんでいた内容を不特定多数に晒された

広く世間に受け入れられることを目的として公開されている商業誌とは違い、
同人誌はあくまで閉じたコミュニティの中で楽しむものです。

そもそも、二次創作には元々権利者の目に触れないように楽しむものという不文律があると思います。それは、どんなジャンルも同じでは?

特にBLカップリングを扱う場合はそれを知らない人、嫌がる人の目に触れないよう細心の注意を払って創作・閲覧をするべきデリケートなジャンルです。

BL好き以外に、ロリや欠損、リョナなど”良識のある一般人”から人格を疑われるようなものを好きな人がいると思いますが大っぴらにそんな趣味を世間に露呈して歩かないですよね。
※フェティシズムはそれぞれだと思います。

何も知らない純粋なファンや子供がみてしまってショックを受けないよう、内輪で隠してきたものをおもしろ半分に晒すのは、どう考えてもNGです。

最初に書いたように、
同人誌はあくまで同好の士・趣向への賛同者に対し
自分が描いた物を配布して楽しむもので、
商業とは違い、広く一般に喧伝し、人気を得ようとして描かれるものではありません。

想定された公開範囲が限定されているため過激な内容を扱うことができるのですが、その結果趣向を理解しない人の目には絶対に晒したくない内容になっています。

だからこそ、巨大なコミュニティでそれを題材として扱う場合は
見ている人の層を考えて、書いた人へも配慮して
言及する内容を考えないといけませんね。

今回は同人のタイトルにも趣向があらわれているのですが
それを笑うのはよくなかったですね…

チャンネル登録者100万人超えともなるともう一つのメディアであると言えます。

1日に1000人程度しか視聴者がいないわけではないのだから
もう少し自分の影響力を考えた方がよかったですね。

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カップリングを逆に紹介された

それくらいで、と思うかもしれませんし、理解できないかもしれませんが
ここは本当に重要なポイントです。

二次創作は原作の名前・設定・キャラクター・背景を拝借した
全く別の創作物となっている場合も多いのですが

キャラクターをどちら側に設定するかによって、
性格や容姿が異なって描かれ、ほぼ別人になるといっていいと思います。

また、BLをはじめ腐女子が求めるのは
単なるエロスだけではなくキャラクター同士の関係性が一番大切です。

BLというテーマで一番大切なところを構成する受け・攻め論争は
現実でも友人同士の仲を裂く事態に発展することもある重大な問題です。

理解はできなくても、ここには地雷が埋まっているので覚えておいてください。

好きで描いた題材を笑い物にされた

作者にとって、最高のシチュエーション、題材を漫画にして
同じものが好きな人に提供するのが同人誌

たとえ自分には理解できないシチュエーション、セリフで
思わず笑ってしまったとしても、大勢の前で笑い物にするのは違います。

作者がギャグでやっているのならいいけれど、
ガチのやつでそれをやったら怒られて当然です。

 

まとめ

みこちとマリンのファンは、男性が多いと思いますし
古くからBL同人を嗜んできた層は少ないと思います。

そういう層は、隠れて活動することの意味を知らないはず。

楽しい放送にケチを付けられた一部のみこちとマリンのファン 対
内輪で楽しんでいた内容を晒され、
馬鹿にされたことを悲しむ同人ファン という構図で
お互いに検討違いの中傷を投げ合っているのは悲しいですね。

「それくらい」と思うかもしれませんが
同人ファンにとっては「それくらい」で済む重さの内容ではない、というのが
両者の認識の間の埋まらないズレなんだと思います。

「うっせえわ」と言われたらそれまでなんですが、
自分だけが正しいと思うのは危険だと思わされる一件でした。