2024年のゴールデンウイーク終盤に京都駅で起きた不審物騒ぎ。

湖西線近江舞子から京都間の各駅電車の網棚に置き忘れられていたリュックを乗客が駅員に届けたことが事件の始まりです。リュックの外側に手書きの「四塩化一黄酸」という文字が見えたことで京都駅は一気に厳戒態勢に。

ホームは人であふれ、今にも線路に落ちそうなくらい。周辺の電車が全て止まり、対応のために特殊班が出動する騒ぎになりました。

この、四塩化一黄酸とはなんだったのでしょうか?気になったので調べてみました。

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四塩化一黄酸事件の賠償請求額は?

ここまでの大きな騒ぎになった今回の四塩化一黄酸事件ですが、JRからの賠償請求はあったのでしょうか。また、幾らだったのでしょうか。

JRからの賠償請求があったかどうか調べてみましたが、情報は出てきませんでした。

すでに荷物が持ち主に返されていることから、今回持ち主への賠償請求はなかったのではないかと思います。

以前からチーム名として使用されていた名称であること、悪意を持って行われた妨害行為ではないことからの想像ですが、これで賠償請求はできないのではないでしょうか。

私は弁護士でも法律に明るい者でもないのでここから先は想像です。

電車に乗るとき危険物を持って乗車してはいけないのは本当のことですが、今回の中身は衣服でした。今回の「四塩化一黄酸」は紛らわしい名称だとはいえ実在しない物質でしたが、もし実在する化学物質であっても化合物の名前が手書きで書かれた荷物を持って乗車することはおそらく違法ではないのではないかと思います。電車に忘れ物をするのも違法ではないと思います。法律ではもしかしたら禁じられているのかもしれませんが・・・。

とはいえ、今度のことで化学物質っぽい名称を荷物に記載することに対してちょっと意識が変わるかもしれませんね。

四塩化一黄酸とはどんな化学物質?

ここまで長時間電車が運転見合わせとなり大人数に影響を与えた今回の騒ぎですが、四塩化一黄酸とはそんなに危険なものなのでしょうか?

私は化学にも詳しくないのですが、調べてみたところ四塩化一黄酸というものはないそうです。

まず、「黄酸」というものが日本語にはなさそう。韓国では硫酸のことを「黄酸」というようですがこれもちがうかも。化学式で書くとCl₄SO₄となるようですが、こんな化合物は合成できないとのこと。

名前の似ている四塩化イリジウムはただのアレルギーテスト薬で危険なものではありません。

とはいえ、今回の対応は妥当だと思います。警察内で化学に明るい方の意見も参考にされたものと思いますが、もしテロ組織の中で通称として使われている名前だとしたら本当に危ないですもんね。

 

今回の四塩化一黄酸とは?

それでは、今回の忘れ物の「四塩化一黄酸」とはなんだったのでしょうか。

四塩化一黄酸で調べてみると、ヨットレースのチームがヒットします。

また、過去には「四酸化一黄酸」のミッキーのカバンも目撃されているとのこと。今回のはもしかしてこれ?

四塩化一黄酸

今回の荷物がこのミッキーのカバンだとは限りませんが、オリエンタルランドもミッキーのカバンにこんなことを書かれて使われるなんて夢にも思ってないでしょうね(笑)

 

まとめ

  • 四塩化一黄酸のカバンの中身は衣服
  • 賠償金はおそらく請求されないだろうと思われる(曖昧)
  • 四塩化一黄酸は、おそらくヨットチームの名前?
  • 四塩化一黄酸はどんな化学物質?
    • 「黄酸」は日本語にはない
    • 韓国では硫酸のことを「王酸」と呼ぶらしい
    • 四塩化硫酸(Cl₄SO₄)は合成できない?
    • 名前の似ている四塩化イリジウムはアレルギー検査薬(無害)