郵便料金が30年ぶりに値上げになります

30年ぶりという印象がないのですが、

 

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郵便料金の値上げはいつから?

郵便料金が値上げになるのは2024年10月から

実に30年ぶりの値上げになるということなのですが、なんだかちょこちょこ郵便料金は上がってきていた気がします。年賀ハガキの値上げの印象が強いのでしょうか?昔は50円のイメージだったハガキが今では63円。こちらもそこまでは上がってないですね。

メールがなかった時代は、文通として遠くの友人と手紙をやりとりするのが流行ったこともありました。郵便は現在よりも多くの人に通信手段として使われていましたが、今ではメールやSNSで簡単にリアルタイムのやりとりができるので手紙を利用する人は減ったのではないでしょうか。

とはいえ企業からのダイレクトメールはいまだに封書で届きます。資格試験の受験票や就職活動の履歴書などもまだまだ郵送が主流。多くの案内文を送付する業種では料金の値上げは相当痛手になるのではないでしょうか。

 

値上げ後はいくらになる?

郵便料金は、値上げのあといくらになるのでしょうか?

定型 非定型
〜25g 〜50g 〜50g 〜75g
現行  84円 94円 120円 140円
改定後 110円 ? ?

非定型郵便物の値上げについては、触れられている記事はありませんでした。今後発表されるのかもしれませんが、ここは変わらないのかもしれません。

非定型郵便はあまり使いませんが、履歴書を送ったり少し内容の多い書類を送ったりすることを考えたら利用者はむしろ多いのかも。今後どうなっていくのか気になりますね。

 

郵便料金の推移は?

これまで、ちょくちょく変わってきていたような印象のある郵便料金。実は消費税の増額に合わせて変わってきた以外の部分では30年も変わっていないと聞くと少し驚きですね。

これまでの郵便料金を調べてみると、こんな感じでした。

※郵便制度は明治4年から開始されていますが、当時の料金は現在と貨幣制度の違う「文」単位が違う時代を除いて、昭和以降の金額をまとめます。

期間 定型 非定型
〜25g 〜50g 〜50g 〜75g 〜100g
1966年 (昭和41年) 7月1日 15円 20円 25円 35円
1972年 (昭和47年) 2月1日 20円 25円 40円 55円
1976年 (昭和51年) 1月25日 50円 60円 100円 140円
1981年 (昭和56年) 1月20日 60円 70円 120円 170円
1989年 (平成元年)4月1日 62円 72円 120円 175円
1994年 (平成6年) 1月24日 80円 90円 120円 190円
1997年 (平成9年) 12月1日 80円 90円 130円 140円 160円
2003年 (平成15年) 10月1日 80円 90円 120円 140円
2014年 (平成26年) 4月1日 82円 92円 120円 140円
2019年 (令和元年)10月1日 84円 94円 120円 140円

こうしてみてみると、1994年(30年前!)から確かにそんなに上がってないですね!数円の値上がりの理由は消費税導入と税率アップの影響なので、実質価格改定による値上がりではないのかも。

平成9年、平成15年には定形外なんかは一度値下がりもしています。平成6年〜9年の間が、非定型郵便は一番高かったみたいですね。

ちゃとら
ちょうどこの頃通販をよく使ってたかも!

昭和41年から昭和56年までの25年間で、郵便料金はなんと15円から60円の4倍に値上がりしています。そう考えると、30年で80円から110円は決して物凄い値上がりではないのかも?

失われた30年なんて言葉もあり、大卒初任給も1996年の20万円から2022年の21万円まで1万円しか上がっていない世の中ですが郵便料金も同じくらいほとんど変わってなかったんですね。

郵便料金が上がったのだから、最低賃金もお給料も日本全体で上がってほしいなと思いますね。

郵便料金値上がりについてのまとめ

  • 値上がりするのは2024年10月から
  • 定型郵便が一律110円に値上げとなる
  • 非定型郵便については情報なし
  • 郵便料金は1994年からほとんど上がっていなかった(ハガキを除く)
  • この30年間で、非定型郵便料金は下がったこともあった
  • 同じくらい上がっていない大卒初任給も、日本全体のお給料も上がってほしい

以上、2024年の郵便料金値上げについてまとめでした!