吉本NSC

大阪はお笑いの街とよく言われますが、
その中でも有名なのは、吉本新喜劇

大阪でちょっと変わった言動をする人は
『吉本入れ』って結構すぐに言われると思いますw

その吉本の芸人養成スクールNSCについて
TVで特集していた内容が面白かったので
ちょっとまとめてみました!

 

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吉本NSCについて

お笑いを目指す人は、古くは師匠に弟子入りして
その道へ入っていったものなのですが、
現代のお笑い事情はちょっと変わって
スクールへの入所という道が増えました。

その『芸人養成スクール』形式を初めて採用したのが
吉本のNSC!

1982年に開講した際はボウリング場の一角を板で囲って
授業をしていたそうですが、
今では東京を合わせて毎年1400人が入所する
ビッグビジネス化しているそうです。

それにしても、今世紀に入ってからの開講だとおもいきや
結構むかしからあったんですね。。。

一期生には、ダウンタウンハイヒール
新喜劇で活躍する内場勝則さんなどがいます!

そう考えると、現代でお笑いを目指す場合、
主流はもうスクールへの入所になっているのでしょうね。

 

NSCの入学難易度は?

お笑いを目指す学校、NSCは相当面白くないと
入学を許可されないのでしょうか?

それこそ、アイドルのオーディション並に
とんでもない倍率の試験になっているのでしょうか。。。

調べてみると、まるで逆でw
応募者の99%が合格するそうですw

合格の決め手は、

◆面接でおとなしく話を聞く(ネタ見せなどをしない)

という点だそうですw

あとは、変な奴ではないか、危ないやつではないかを
見ているのだそうですw

まさに、『名前を書けたら受かる』状態ですねw

 

また、以前は24歳までと応募に制限がありましたが
今は制限がありません。

確か私が24歳くらいの時(10年ほど前w)のポスターで
年齢制限が書いてあったので、
2005年くらいまでは制限があったのだと思います。

なんでも、年齢を低く偽って入所するものが後をたたなかったため
年齢制限を撤廃したのだとかw

現在では、中学卒業見込み以上であれば
応募ができるようになっています。

下は15歳、上は30以上が学ぶ
とんでもなく幅広い学校ですねw

生徒の中で、女性は1割程度。
6割が社会人経験者だそうです。

女性が入ったら、工学部みたいにモテモテになるかも?!

2016年4月の入学者は310人で、
コンビでの入学は意外と少なく3%程度?だった気が・・・

この辺りあやふやで覚えてないです。
30%だったかな?
だとすると結構多くなっちゃうから、3%だと思う。
多分。

NSC内部で卒業までに相方を見つけるのが
主流なのだそうです。

『はーい、みんな二人一組になって!』って
私は超ニガテでしたがw

先生が相方になってくれることはないので
ピンでやるか死ぬ気で見つけるかでしょうねwww

 

NSCの学費や入学金は?

NSCのの入学金は10万円、
学費は一年間で30万円です。

合計すると40万円。

ステージでの話の仕方、発声、
人を引き付けるためのしぐさなどを身につけられると考えたら
芸人になれなかったとしても
40万は高い買い物ではないかもしれません。

また、未来のスターを間近で見ることができると
すごく勉強になりそうですw

脱サラして行ってみたくなりますwww

【2019.8 追記】

この間、山ちゃんの著書『天才はあきらめた』を買ったのですが、
この本の中でも、NSCの学費は40万って書いてありました!

ということは、もうずっと変わっていないんですね。

年齢制限も撤廃され、物価も少しずつ変わってきたのにずっと同じ値段でやってるところ、ちょっとすごいなって思っちゃいますね。

 

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授業の内容はどんなの?

今回のTV番組の特集では、
報道が初めて吉本NSC内部を密着取材する!とのことで
結構濃い内容を見ることができました。

まず、入学して最初にあるのが自己紹介。

隣に座っている生徒と、教室前方のステージで
漫才形式でお互いを紹介するのですが、
殆どの生徒がまだこなれていないなか、
数名こなれた挨拶をする生徒がいたりして。

そういう生徒は、すでに高校生漫才コンクールで優勝など
実績のあるひとだったりするところが
実力のある人気勝負の世界って難しいな、というところですね。

ペンダント馬場友基

この3人、自己紹介が縁で
『ペンダント』というトリオを組んだそうです。

一番左が馬場友基さんで、
高校生漫才コンクールの優勝者。
確かに自己紹介の様子もこなれてました。。。

今後TVなどで見たら、「おおっ?」と思えるかもしれませんねww

高校卒業すぐ、10代の若いトリオって感じです。

そいぎん

一方、こちらは年長組・・・

中には家族がありながら、学校の先生をやめて
入所する程の人もいるそうで、
お笑いを目指すってすごいんだなとおもいましたw

 

授業では、発声練習やステージでの練習のほか、
座学もあるそうです。

面白かったのが、一発ギャグについての講義。

一発ギャグについて

①造語などを用いて特に意味を持たないギャグ
アイーン、ドゥーンなど

②普通の言葉に大きな声と動きをつけたギャグ
そんなの関係ねぇ!など

③イントネーションや声色を変えて行うギャグ
ダメよ~ダメダメ など

④だじゃれ、替え歌系ギャグ
もしかしてだけど~、など?

⑤文章で構成されて、ストーリー性のあるギャグ
「はいてますよ」など

ギャグについて、こんなにまじめに考えてやってるんですね。。。

こんなの見ると、正座して聞かなアカンわ!という気持ちになりますが

正座して真面目な顔でギャグを聞かれても
芸人さんは困るでしょうねw

 

他にも、講師として登壇するメンバーは超豪華

入学15日目に行われたのは、桂文枝さんの講義

桂文枝

すべてのギャグを書き出し、びっくり語が多いので
「およよ」というギャグを考えた、などのエピソードや、

とにかくはやく客を掴みたい
→「いらっしゃいませ」をギャグにしようと思った
「いらっしゃ~い」誕生!など

ほんのちょっと聞くだけでも面白い話がいっぱい聞けそうです。

また、こんな素晴らしい言葉も残されていました。

「必死になって、一生懸命自分の夢にむかってやっていったら
誰かが見てる
誰も見てなくても、神様が見てる

そういう風に、自分の夢が叶うかもしれない」

なにかで大成している方って、
おっしゃることも他の方と比べて違いますよね。。。

今回、15分ほどの特集をちらっと見ただけですが
見ていると充分脱サラしても行く価値がありそうだと思いました。

【2019.8 追記】

山ちゃんの著書『天才はあきらめた』からですが、授業によっては「リンゴさんありがとうございます」と大声で繰り返したりするだけの謎の授業や、ダンスのレッスンなどもあるようです。

ダンスのレッスンは体型を保つためにも良いですね。

キングコングのように在学中にプロになる人もいれば、卒業してサラリーマンになる人も相当いそう。

卒業まで行けたら、何処の会社でもやっていけそうですよね。

機会があったら何もかも捨ててwww
NSC入所したいと思いますw